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院長紹介

ごあいさつ

初めまして、あお在宅・往診クリニック 院長の池田です。
私は今まで、救命救急や外科、集中治療などの診療に携わってきました。主に急性期病院で手術や治療によって患者さんの命を救うことにやりがいと使命感を持って取り組んできましたが、急速に進行する高齢化や新型コロナ感染症の流行などを背景に、医療は今、変革が求められていると感じています。

現在の医療は病気を「治す」こと自体が目的化してしまっており、時としてその治療が誰の、何のための治療なのかを見失うことがあります。「できる治療」を最大限に提供することは必ずしも患者さんの幸せには結びつくとは限りません。2040年には3人に1人が高齢者となる超高齢化社会にあっては、「治す」ことだけに主眼を置くのではなく、患者さんの価値観に寄り添い、その人にとっての最善を一緒に考えるような「支える」医療の役割が重要となってきます。

また、新型コロナ感染症の流行は既存の医療の様々な問題点を浮き彫りにしました。病院を中心とした医療機関での診療が制限され、多くの方が自宅での療養を余儀なくされました。特に、救急搬送困難事例が発生するなど地域のライフラインともいうべき救急医療が逼迫しており、救急医療体制の見直しは喫緊の課題といえます。

これらの問題を解決する糸口として、在宅医療と救急医療の連携が鍵となると考えています。価値観に寄り添って患者さんを支える「在宅医療」と、多様なニーズに応えて地域を支える「救急医療」。これらが一体となってこそ、地域の皆様の安心した生活を支えることができるのではないでしょうか。

私たちは、既存の医療の枠組みにとらわれず「在宅」と「救急」をシームレスに繋ぐ、新しい医療のかたちを目指していきたいと思います。

院長プロフィール

院長

池田 光憲

Mitsunori Ikeda

  • 資格
    • 医学博士
    • 日本救急医学会 指導医・専門医
    • 日本外科学会 専門医
    • 日本集中治療医学会 専門医
    • 日本外傷学会 専門医
    • 難病指定医
    • 災害派遣医療チーム(日本・大阪DMAT)隊員
    • 緩和ケア研修会修了
  • 略歴
    • 2004年 箕面市立病院 初期研修
    • 2006年 済生会千里病院 千里救命救急センター
    • 2008年 沖縄中部徳洲会病院 一般外科/心臓血管外科
    • 2009年 近畿大学医学部附属奈良病院 消化器外科
    • 2013年 兵庫県公立豊岡病院 但馬救命救急センター
    • 2014年 大阪大学大学院医学系研究科 救急医学 博士課程
    • 2018年 兵庫県立西宮病院 救命救急センター
    • 2021年 おおさか往診クリニック
    • 2022年5月 あお在宅・往診クリニック開業

3つのクリニック理念

  • かかりつけ医として患者様の想いや価値観に寄り沿った医療を提供すること
  • 夜間・休日に急病やケガなどでお困りの患者様の元に迅速に駆けつけ、地域の多様な救急医療のニーズに応えること
  • 地域の人々の安心を支えるために、在宅医療と救急医療をシームレスに繋ぐ役割を担い、常に行動的に取り組んでいくこと
「あお」に込めた想い
在宅診療・救急往診・行動指向
  • 在宅診療
    同じ「あお」でも、青、碧、蒼、藍・・、など人によって抱く色のイメージは様々であるように、人生観や死生観も人によって異なります。私たちは、患者さんに寄り添い、価値観を大切にして、最期までより良い人生を過ごすための「支えるケア」を提供していきたいと考えています。
  • 救急往診
    「コード・ブルー」とは、病院内で発生した急病患者さんに緊急対応するコールシステムです。私たちは、病院の枠を超え、医療を必要とする患者さんの元に迅速に駆けつける、地域の「コード・ブルー」のような存在でありたいと思います。
  • 行動指向
    高齢者医療や救急医療の適正化など、社会課題にしっかりと向き合い、解決に向けてアクションを起こして実践していく、Action-Oriented(行動指向)のチームを目指していきます。